初期研修強化プログラム(プログラム詳細)
各分野の特徴
≪内科≫
入院で常時10〜15名の患者を受け持ち、外来では時間外、及び救急患者をスタッフ及び指導医の指示のもとに対応し、一般的な内科診療の基本を学び症状に合わせた治療を学習する。
≪外科≫
一般外科、救急、プライマリケアを基本にして癌末期患者の緩和ケア医療の基本も習得する。
≪麻酔科≫
外科手術症例を通じ、全身麻酔、脊椎麻酔の基本的理解と実技、呼吸循環モニターの基本的知識の習得とともに、気道確保、用手換気、静脈路確保などの基本的救急処置の習得を行う。
≪救急総合診療部≫
プライマリ・ケアにおける基本的な診療能力を習得することを目的とする。年間を通じ3〜4日に一度まわってくる当直日は24時間救急搬送患者と夜間時間外の患者の診療をスタッフと共に担当し研修を行う。
≪整形外科≫
外傷・骨折、脊椎疾患、関節疾患、代謝免疫疾患、先天奇形、骨・軟部腫瘍など多岐にわたる疾患を担当し、幅広い知識と実技を身につける。このような疾患の初期診断と治療が確実に実施できるように研修を行う。
各分野における目標
≪内科≫
問診のとり方、身体的所見のとり方、カルテの書き方、患者の接し方等の内科診療の基本を研修すると共に簡単な検査や処置等の技術を習得し救急に必要な知識や技術を学習する。
≪外科≫
指導医のもと、外来及び入院診療に参加し、外科疾患に対して適切な判断、処置をくだせるように必要な知識、技術、態度を身につける。
≪麻酔科≫
全身麻酔症例30例、脊椎麻酔症例20例以上を目標とし経験する。
≪救急総合診療部≫
生命や機能的予後に係わる、緊急を要する病態や疾病、外傷に対する適切な診断・初期治療能力を身につける。また救急医療システムを理解する。
≪整形外科≫
骨折、靭帯損傷、腱損傷の診断。ギプス固定、脱臼修復実技の習得
膝・肩関節造影、鋼線牽引の適応と実技の習得。入院患者の病歴聴取・現症のチェック、検査・治療プランの作成、患者説明の修練、骨髄造影の適応と実技の習得、術前心肺機能のチェックと述語全身管理の経験、手術適応と手術方法の選択、手術実技の経験など。